レッドブル・レーシングは6日、2012年のF1マシン「RB8」を披露した。

 現地時間13時(日本時間22時)、イギリス・ミルトンキーンズに本部を構えるレッドブルは、チームのウェブサイトを通じて2012年型マシンの「RB8」を公開した。

 2010年に初のタイトルを獲得したRB6、そしてシーズン12勝でチームを2年連続のダブルタイトルに導いた昨年のRB7の後継モデルとなる新車RB8は、フロントセクションの規定変更により、フェラーリをはじめとする複数のマシンがいわゆる“段差ノーズ”を採用してくる中で、RBシリーズの生みの親でもあるエイドリアン・ニューエイがどのようなマシンコンセプトを採用するのか、注目を集めてきた。

 そんな中公開されたRB8は、段差ノーズのコンセプトをとりつつも、フェラーリなどが採用した“単なる段差”ではなく、問題の部分にダクトの開口部にも見える驚きの処理が施されている。チームからは今のところCG画像のみが公開されているだけで、この部分の詳細な構造な明らかではない。

 3年連続のダブルタイトルを目指すレッドブルは、今季もダブルワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテルとグランプリ7勝のマーク・ウエーバーがレースドライバーを務め、昨年までトロロッソのレースドライバーを務めていたセバスチャン・ブエミがリザーブドライバーとして控える。

 レッドブル・レーシングは、日本でもお馴染みのエナジードリンクメーカー「レッドブル」傘下のF1チームで、日産の海外ブランド「インフィニティ」ともパートナーシップを締結。さらに、先日には日本の時計メーカーであるカシオともスポンサー契約を延長するなど、比較的日本に馴染み深いチームでもある。

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